高島屋の2017年3~5月期連結決算は、売上高に相当する営業収益が前年同期比2.8%増の2254億円、本業のもうけを示す営業利益が同5.1%増の80億円と増収増益だった。
引き続き中間層の消費は厳しいものの、株高で富裕層の購買が堅調だった。さらに都心店では昨年末に増加に転じたインバウンド(訪日外国人客)消費が全体を引っ張った。関西国際空港へのLCC(格安航空会社)の増便で、インバウンドが急増している高島屋大阪店の売上高は同9.4%増の339億円になった。高島屋単体の既存店売上高も前年同期の実績を上回っている。