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三井物産がファッションEC受託大手ビービーエフの持ち株を売却

 人材派遣中堅のヒト・コミュニケーションズ(東京、安井豊明・社長)は、ファッションEC支援大手のビービーエフ(東京、田村淳・社長)を、43億5500万円を投じ、子会社化する。ビービーエフは、データセンター大手のブロードバンドタワー(以下、BBタワー)が全株式の58.33%にあたる3500株、三井物産が40%にあたる2400株を所有していたが、ヒト・コミュニケーションズはBBタワーと三井物産から、それぞれ1990株、1410株、さらに田村淳ビービーエフ社長の持ち株200株を6月30日付で買い取り、全体の60%を所有することになる。

 ヒト・コミュニケーションズは2017年8月期に売上高302億円、営業利益29億6000万円を計画する人材派遣中堅で、ビービーエフの子会社化により、ファッションECの運営受託に本格的に参入する。

 ビービーエフはヨウジヤマモトやユナイテッドアローズ、バロックジャパンリミテッドなどを顧客に持つファッションECの運営受託大手で、16年8月期の売上高は275億6000万円、営業利益は8億4600万円だった。子会社にアパレルOEM(相手先ブランド生産)や卸しを行うブランチ・アウトを有しており、同社の年商は約66億円。田村淳・社長は、フォトグラファーのシトウレイの夫。

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