ファッション

「ナーズ」の中国進出がSNSで炎上

 「ナーズ(NARS)」は6月27日、公式インスタグラムで中国に進出することを発表した。キャプションには「皆さんの声はきちんと届いている。われわれは世界的な動物実験の廃止を望んでおり、動物実験をしなくても商品や材料の安全性を証明できると信じている。今回、中国に進出することを決定した。『ナーズ』はポリシーとして動物実験を行わないが、現地の法律に準じなければならない。世界的に動物実験以外の方法を研究している機関、インスティチュート フォー イン ヴィトロ サイエンス(INSTITUTE FOR IN VITRO SCIENCES、IIVS)を支援しており、今後も中国を含めグローバルで新しい実験方法の模索を続ける」と書いている。

 中国は2014年に国内で製造した商品の動物実験の義務付けを解除しているが、海外から輸入したものに関しては国内の試験機関で実験を行うこととしている。

 同投稿には、怒りのコメントが相次いでいる。「これは大きな間違いだ。恥ずかしいし、残念だ。結局、動物の命よりお金が大事なのね」「『ナーズ』は一番好きなブランドだったから残念だ。この投稿を読んでからはサポートできない」「ウルタ(ULTA)のサイトで買い物していたが、この投稿を読んですぐに『ナーズ』の商品を買い物カゴから削除した」「倫理より利益を優先したのは本当に残念だ。いくら弁解しようとしても説得できないわ。お金との引き換えに動物への虐待を許すのは信じられない」「とても悲しい。二度と『ナーズ』の商品を買わない」「本当にがっかりだ。今から『ナーズ』商品の代替品を買いに行くわ」「『ナーズ』のようなグローバルリーダーがこのような決断をすることが信じられない。すべての命は尊いものだ。さようなら『ナーズ』!」など、酷評するコメントが5400件以上寄せられている。

NARS x ビューティの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。