花王は、コンシューマープロダクツ事業などの販売関連の子会社を再編する。花王、カネボウ化粧品の販売会社を1本化する他、売り場作りなどのマーチャンダイジング機能を1社に集約。ソフィーナ、カネボウ化粧品それぞれの美容カウンセリング専門会社を新たに設立する。新体制への切り替えは2018年1月1日から。
新体制ではマーケティングや販売、美容カウンセリング、マーチャンダイジングなど機能別に組織を組み、グループの総合力や専門性、生産性の向上を目指す。
化粧品事業はソフィーナビューティカウンセリングとカネボウビューティカウンセリングを設立。ブランドの独自性や価値を伝え、カウンセリング力や専門性を高めるマネジメント体制を構築する。
再編後はマーケティング、販売、商談業務を行う花王グループカスタマーマーケティングが花王の100%子会社になる。その下に美容カウンセリング業務を行う新設の2社、売り場作りなどの店頭マーチャンダイジング業務を行う花王フィールドマーケティングの計3社が入る予定。カネボウ化粧品は現状のままとなる。