ビジネス

ナイキがアマゾンと直接取引を開始

 ナイキ(NIKE)がアマゾン(Amazon)との連携を強化し、独自の商品ラインアップを用意する。

 同社は先立ってアマゾンとの直接取引を発表した。これまでアマゾンのマーケットプレイスを使った7万以上の卸業者(サード・パーティー・セラー)が存在したが、ブランドの世界観をより正確にユーザーに伝えるため、販売ルートを自社に一本化する計画だ。今回の独自商品ラインアップによるアマゾンとの連携も顧客満足度向上につなげる狙いがある。

 ナイキの自社アプリと自社サイトの売り上げは20億ドル(約2242億円)を超え、中国でもアリババ運営するTモールと、ヨーロッパではザランドで商品を提供している。しかし、オンラインで買い物しようとする55%のアメリカ人が最初に検索するECサイトであるアマゾンは無視できない存在だ。

 ナイキの競合であるアンダーアーマー(UNDER ARMOUR)もすでにアマゾン内で直接販売を始めている。加えて、アマゾンは自社でスポーツウエア事業をローンチ予定だが、ナイキにとって競合となる可能性が高い。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。