7月6日号は韓国コスメの最新トレンドを探る特集です。BBクリームやカタツムリクリーム、クッションファンデーション、ティントリップなど、韓国化粧品業界はこれまで、既成概念を打ち破る革新的な化粧品をいくつも世に送り出し、トレンドを生み出してきました。韓国化粧品市場は、2010年以降毎年2ケタ成長を続け、世界第8位の規模まで拡大しています。
かつて、化粧品業界は欧米のブランドが世界をリードしていましたが、今や影響力はシフトし、韓国は比較的短い期間で化粧品業界における世界的リーダーとなりました。韓国の消費者は世界でもっとも厳しい目を持つといわれており、彼らは化粧品に入っている全ての成分に目を通し、有益であるかどうかを検証し、メーカーもその要求に応えようと激しい競争を繰り広げてきました。
革新の面で先を行くと目される韓国の化粧品会社は、欧米企業からの投資や買収の動きも活発化しています。昨年7月、LVMH傘下のL キャタルトンが韓国化粧品企業のクリオコスメティックスに5000万ドル(約56億円)を投じて少数株を取得。ベインキャピタルとゴールドマンサックスはカーヴァーコリアを買収しました。また、資生堂は昨年11月、化粧品研究開発生産(ODM)会社のコスマックスと商品供給契約を交わしています。
ニュース面では、銀座にオープンしたマツモトキヨシの新業態「ビューティーユー」をはじめ、バラエティショップのオトナプラザ(#0107PLAZA)、銀座ロフト、セミセルフショップのフルーツギャザリング銀座インズ店など、激化する銀座エリアのビューティ業態について迫ります。また、ユニリーバ(UNILEVER)の米コスメブランド「アワーグラス(HOURGLASS)」の買収やカネボウ化粧品のスキンケアブランド「デュウ」の刷新にも注目です。
その他全108品をそろえ、「アディクション」が初めてベースメイクアップをリニューアルしたことや、花王の美容カウンセリング専門会社の設立、「THREE」から4年ぶりに誕生するスキンケアなどのニュースもラインアップします。フェイスは、ニューヨーク発のヘアケアブランド「ラウア(RAHUA)」のファビアン・リグイン(Fabian Lliguin)とアナ・エヤーズ(Anna Ayers)共同創業者のインタビューです。