7月10日発売の「WWDジャパン」は、2018年春夏のパリメンズ特集です。ミラノメンズのビッグトレンドに浮上した「ハワイアン」は、パリでも継続。象徴的なアイテムのアロハシャツは、表紙の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」をはじめ、各ブランドから多数登場しました。スポーツ、クラシック、ストリートなど、あらゆる要素を吸収した一大トレンド“海の男”を大解剖します。
パリメンズもうひとつの注目は、「ヴェトモン(VETEMENTS)」「コーシェ(KOCHE)」などを代表とする“カルチャー系”ブランド発祥のスタイルがいよいよメジャーに昇格したこと。18年春夏は「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「エルメス(HERMES)」などトップメゾンからも“カルチャー系”の象徴的アイテム、化繊の“シャカシャカ”スポーツブルゾンが大豊作。ストリートが由来の新スタイルを解説します。
巻末の「ファッションパトロール」もメンズ・コレクション。ロンドン、フィレンツェ、ミラノ、パリと続いた約20日間の取材で、記者が思わず笑った珍事や事件を総ざらいします。ロンドンの公道に突然現れた全裸の自転車軍団、ミラノが誇るエンタメ王のランウエイショー、猛暑のパリで来場者を救った各ブランドの暑さ対策など、現地取材ならではの臨場感溢れるレポートで振り返ります。
ニュース面では、RIZAPグループ入りしたジーンズメイトの「結果にコミット!」な企業再生術、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)をディレクターに迎えてリブランディングを図る「サマンサベガ(SAMANTHA VEGA)」、マークスタイラーがSC向け新業態「コトリカ(COTORICA.)」を始動した理由など、各企業の新たな一手を取材しました。
さらに「無印良品」が19年春に開業予定の「MUJI ホテル」も紹介。ホテルで気に入ったアイテムがすぐ同施設で購入できる“史上最強のショールーミングルーム”併設計画など、気になる全容を探ります。また日本人で唯一17年LVMHヤング ファッション デザイナープライズ特別賞を受賞した「コウザブロウ」の赤坂公三郎デザイナーに直撃。今後の活躍が期待されるデザイナーの素顔に迫ります。