米ラグジュアリー・レザーグッズブランド「マーク クロス(MARK CROSS)」はブルーベル グループ(BLUEBELL GROUP)と提携し、日本市場に本格上陸する。ブルーベル・ジャパンが18年春夏コレクションから日本における独占輸入販売権を取得。事業拡大を図る。
同ブランドの70%が米国外からで、日本はそのうち数%を占める。日本での売り上げを今後2、3年間、毎年倍増させ、全世界の10〜15%の売り上げを目指す。ニール・フォックス(Niel J. Fox)=マーク クロス代表取締役兼最高経営責任者(CEO)は「日本の消費者は高品質なレザー製品への知見が深く、われわれの商品と相性がいいと以前から感じていた。日本市場におけるパートナーの選定に当たっては綿密なリサーチを行い、ブルーベル・ジャパンが最適なパートナーであるという結論に至った。『マーク クロス』の国際的プレゼンスを共に拡げていくことをとても楽しみにしている」とコメントした。ブランドのフィロソフィーに則り、流通量は限定しつつ日本でのプレゼンスを高める計画だ。
韓国では口コミなどで人気を集め、すでに全売上高の10%を占めるまでに成長しているが、日本市場の次は中国市場への本格進出を狙うという。
「マーク クロス」はボストンで馬具のサドルやハーネス等の皮革製品の納入業者として1845年に設立した。91年に一度クローズしたが、2011年に復活を果たし、12年にバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)の全旗艦店で独占的に展開。現在はバーニーズ ニューヨークの他、サックスフィフスアベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)、ネッタポルテ(Net-A-Porter)など、世界30カ国で販売している。日本ではドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)や「ドゥロワー(DRAWER)」「アバハウス(ABAHOUSE)」で取り扱われている。