LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)は、自社の従業員の起業家マインドを育てるべく、 3日間にわたるイベント“DARE LVMH”を初開催した。“DARE”は、“起業家(Entrepreneur)になるべく破壊(Disrupt)、行動(Act)、冒険する(Risk)”の頭文字だ。
500人の候補者の中から選び抜かれた60人が15カ国、40店舗からパリに集まった。それぞれがプレゼンを行い、アントニオ・ベローニ(Antonio Belloni)LVMHグループ・マネジングディレクターを始めとするLVMHの役員やコンサルタント等で構成された審査員が投票で12の提案に厳選。参加者は12チームに分けられ、それらを深掘りした。各チームにはLVMHの役員クラスがコーチやメンターとしてチームに加わり、提携の学校に通う学生やインターン20人も各チームに振り分けられた。
最終のプレゼン大会では、審査員によってさらに3チームに絞られた。各チームにはLVMHの執行委員会がメンターとして参加し、クライアントサービスから小売りのコンセプトまで、実用化を意識してあらゆる助言を行った。
なお、LVMHは環境活動を始めて25周年を迎えるにあたり、10月9日から12日にかけて、本イベントと同様の仕組みだが、テーマを環境に絞った“DARE Green”というイベントをパリで開催する。