18年春夏シーズンの「プラダ」は、仮想空間のコミックを起点に現実の男性を描いた、未来的なようで、どこか懐かしいムードのコレクション。BGMは80sポップの軽快なマッシュアップで、レトロフューチャーな雰囲気をさらに盛り上げます。iPhoneのアプリで曲を調べてみると、フレンチロックバンドのアンドシーヌ(Indochina)の「L’aventurier」、タクシーガール(Taxi Girl)の「Cherchez le garcons」や「Mannequin」などが選曲されていました。どれも1980年代の曲で公式動画は見つかりませんでしたが、クセになるキャッチーなメロディーラインとバリバリのシンセサイザーが“80年代から見た未来”という感じで、今回の「プラダ」にぴったりのBGMでした。
コレクションの舞台はパリへと移り、若手ブランド「エチュード(ETUDES)」のショーを見ていると、中盤に何やら聞き覚えのある曲が。よく思い出してみると、6日前の「プラダ」のショーにも使われていたタクシーガールの「Cherchez le garcons」でした。終盤には曲名「CHERCHEZ LE GARCONS」をドカンと大きく打ち出したアイテムも登場。偶然とはいえ(さすが『プラダ』)と感心しながらショーを見ていました。