スイスの高級時計ブランド「ウブロ(HUBLOT)」は8月26日、京都・祇園に国内3番目の直営ブティックをオープンする。場所は、大丸松坂屋百貨店の創業300周年企画として誕生し、現在は「エルメス(HERMES)」が季節ごとのポップアップストアをオープンする町屋。江戸時代中期から続く建築様式の町屋を改修し歴史的価値を保存・活用するプロジェクトに賛同するとともに、“アート・オブ・フュ−ジョン(異なる素材やアイデアの融合)”をコンセプトに掲げるブランドとして、京都とスイスのフュージョンや、伝統と革新のフュージョンに挑戦する。
2層構造で総床面積211.96平方メートルの店舗は、昔ながらの花街の景観を残す花見小路通沿い。「ウブロ」のブランドロゴをあしらう“のれん”をくぐると、モノグラムをあしらった特注の和紙や網代、丈などの和素材を取り入れたショーケースや壁面の空間が広がる予定だ。とはいえ、1階は1970年代のアメリカで全盛を迎えた、「ウブロ」らしいカラフルなポップアートの世界。侘び寂びを感じる和と、ポップアートが“アート・オブ・フュージョン”する。
2階は、西陣織の特注ソファを用意するVIPラウンジ。奥には「ウブロ」初となる茶室を設け、特注の黒色の畳を敷き詰める。2階は情報発信スペース。初回は、The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)をテーマに、「ウブロ」を象徴する素材などの展示を予定する。
ショップでは、「ウブロ」の2大コレクション“ビッグ・バン”と“クラシック・フュージョン”を中心に、豊富なラインアップを用意。レッドやオレンジなど大胆なカラーを取り入れた新作も、ブティック限定モデルとして用意する。また、世界各国の限定モデルを集めた“ウブロ ワールド リミテッド コレクション”を日本で唯一販売する。
同店で腕時計を購入すると、宮脇賣扇庵による“ウブロスペシャル扇子”をプレゼントする。