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「ジミー チュウ」売却先、インターパルファムSAで決定か

 「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のフレグランスをライセンス生産するインターパルファムSA(INTER PARFUMS SA)が、中国のホニー キャピタル(HONY CAPITAL)と共同で「ジミー チュウ」を買収するのではという噂が浮上している。

 「ジミー チュウ」はインターパルファムSAの他、投資会社CVC キャピタル・パートナーズ(CVC CAPITAL PARTNERS、以下CVC)や、マイケル・コース(MICHAEL KORS)が買い手として有力視されていたが、CVCは4月にスイスの時計ブランド「ブライトリング(BREITLING)」を買収。CVCのコメントは得られておらず、マイケル・コースも「噂や推測にはコメントしない」としている。

 業界筋によれば、インターパルファムSAの保有するフレグランスライセンスの中でも「ジミー チュウ」は「モンブラン(MONTBLANC)」に次ぐ売れ筋で、同社が「ジミー チュウ」を買収すれば大きな収入源になると予想される。

 同社がフレグランスブランドとの相乗効果を狙ってファッションブランドを買収するのは初めてではなく、2015年3月に「ロシャス(ROCHAS)」をプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)から1億800万ドル(約111億2400万円)で買収している。この買収により、インターパルファムSAはファッション事業に参入した。

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