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カナダグース独立取締役にシャネル前グローバルCEO就任

 カナダグース ホールディングス(CANADA GOOSE HOLDINGS INC.)は7月19日、モーリーン・シケ(Maureen Chiquet)=シャネル(CHANEL)前グローバル最高経営責任者 (CEO)を同社の独立取締役として迎えると発表した。8月15日にトロントで開催される同社の年次総会で正式に承認される。

 シケ独立取締役候補は1985年、ロレアルパリ(L'OREAL PARIS)でキャリアをスタートさせた。88年にギャップ(GAP INC.)に入社し「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」プレジデントなどの要職を務める。その後、2003年にシャネルに入社し、07年から16年1月まで、同社のグローバルCEOを務めた。退任後は、自伝の執筆や、講演活動を行っている。

 「業界の先駆者であるモーリーンをわが社に迎えることはとても喜ばしいことだ。国際的にビジネスを成長させることに関する知見とさまざまなブランドの価値を維持し続けた彼女の実績は、わが社の繁栄に欠かせない存在となるだろう」とダニー・リース(Dani Reiss)=社長兼CEOは話した。

 一方でシケ独立取締役候補は「カナダグースの信頼性、品質、クラフトマンシップにはずっと敬意を表してきた。誰もが羨む国際的なブランドが成長していくタイミングで一員となれることは大変光栄なことだ」と語った。

 カナダグースは1975年創業。3月にIPOを完了したばかりで、トロント証券取引所とニューヨーク証券取引所に上場している。ニットやフットウエア、アクセサリーなど、これまで手掛けてこなかったジャンルにも参入することを目指しており、秋にはロンドンとシカゴに旗艦店をオープンする予定だ。

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