ファッション

アマゾン熱帯雨林の恵みから生まれたカラーケアが登場

 NY発のヘアケアブランド「ラウア(RAHUA)」は9月1日、カラーケアシリーズ「カラーフル」を発売する。価格は5500~8500円。これは、ラウアオイルがヘアカラーの浸透を助け、カラーの持続と艶を両立させるシリーズ。ラウアオイルとは、アマゾン上流域でのみ育つヤシ科の木の実からとれるオイルで、オレイン酸を豊富に含み、柔らかく艶のある髪へと導く。粒子が非常に小さいため、染料を髪のより深くまで浸透・定着させることが期待される。ラインアップは、「CFシャンプー」「CFコンディショナー」「CFヘアマスク」の3品だ。

 ファビアン・リグイン「ラウア」創立者がラウアオイルを発見したのは「エコエージェント」の活動中のことだった。「先住民クエンチャー族の女性たちの髪が美しいことに気づき、調べてみると彼女たちはラウアオイルでケアしていることが分かった。そこで、私がNYで経営していたヘアサロンに持ち帰り、さまざまな髪質の顧客に試したところ、どの髪質にもすぐに効果が見られた」という。

 「エコエージェント」とは、ファビアン創立者がアマゾン地域の環境破壊問題を知り、同環境を守るために設立したNPO団体。現在はパートナーのアナ・エヤーズ「ラウア」共同創立者とともに、ラウアオイルの取り引きを通じてアマゾンのコミュニティを救う取り組みを継続している。「ラウアオイルの伝統的な製法を守り、大量生産を行わないことで、ブランドの成長と環境保護の両立に成功している。この事業モデルを、新たな価値として世界に発信していきたい。カラーケアアイテムは世界的に需要が高いので、その一助になることを期待している」とアナ共同創立者は話す。

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