資生堂は7月21日、埼玉県久喜工場で1〜7月に製造したボディー用洗浄料の一部を自主回収すると発表した。香りが社内規格値を満たしていないためで、商品の安全性や洗浄機能には問題はないという。国内流通分は約99万個で、うち51万個が販売済み。海外流通分は37万個で、計136万個が対象となる。
対象の小売り用商品は「クユラ ボディーケアソープ」と「専科 パーフェクトバブル フォーボディー」「ばら園 ローズボディーソープ RX」「ベネフィーク ボディーシャンプー(フォルミング)」「アウスレーゼ トロッケン ボディーソープ」「エージーデオ 24 メンズオフィスデオ ボディーソープ 」の全6ブランド16商品で、うち3商品は海外でのみ販売していた。回収窓口を通して対象商品を預かり、商品代金相当額を返金する。その他、業務用7商品も自主回収の対象になっているが、取引先と直接やりとりして交換対応を進めている。
消費者からの問い合わせは同社ウェブサイトでの受付の他、22日9時から電話での受付も行う。同社は「社内で徹底的な原因究明を行い、再発防止に向けて抜本的に社内体制を見直す」としている。