マネキンのリース、レンタル業のヤマトマネキンは、7月20日、21日の2日間、新作展示会を品川のザ・グランドホールで開催した。今回は、創業70周年を記念し、沿革が分かるディスプレーやアーカイブを展示した他、ファッション専門学校の横浜fカレッジとの産学連携を実施。同校のファッションライフデザイン学科生が1960年代から現代にいたる各年代のスタイルをテーマにデザインした6作品を新作マネキンに着用させた。柴田兼吾ヤマトマネキン社長は、「単なるアーカイブ展にしたくなかった。若い才能とのコラボレーションにより、当社の新しい未来のイメージが見せられたと思う」と話した。
同社は、ディスプレー、インテリア、空間デザイン・企画・設計まで業務を拡大。芝浦工業大学と提携し、研究・開発も積極的だ。軽くて、壊れにくく、環境にやさしい特殊なプラスチックを採用した“バイオマスボディ”は特許を取得している。「マネキン業界にも中国製やデジタル化の影響があるが、新しい造形美や技術、機能性を開発し、マネキン独自の良さを追求していきたい」と抱負を語った。