ファッション

スウォッチの上半期は減収増益 18カ月の不況脱出

 世界最大の時計コングロマリット、スウォッチグループ(SWATCH GROUP)の2017年度上半期決算は、売上高が前年同期比0.3%減の37億1000万スイスフラン(約4340億円)、純利益は同7.6%増の2億8100万スイスフラン(約328億7000万円)の減収増益だった。為替の変動がなければ、売上高は同1.2%増だったと分析する。

 中国での需要が回復した。業界筋は、「利益は期待をわずかに下回ったが、売り上げは予想通り」と評価。「18カ月続いたダウントレンドが、ついに反転した」との評価もある。

 同業他社がリストラなどに取り組んだ中、スウォッチはこれをせず、投資も継続。需要が再び増加に転じた際、すぐに応えることができるよう、特に生産拠点への投資を続けていた。同社によると、「需要は昨秋から上昇に転じた」。

 今年は昨年同様、100から120の出店を予定しているほか、新商品も発売予定。下半期の見通しも明るいという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。