ファッション

「エイボン」がドラッグストア販売に本格参入 専用ブランド立ち上げ

 訪問販売を中心とするエイボン・プロダクツ(Avon Products)は、ドラッグストア、量販店での販売に本格参入する。9月20日にはドラッグストアや量販店向けに開発したブランド「デュアルフェイス(DUAL FACE)」を全国で発売。訪問販売や通信販売、直営店販売といった従来の枠を超え、新たなチャネルで新規顧客獲得を目指す。

 日本支社を構えてから来年で50周年を迎える同社のスキンケアブランドは母娘や親子3代で愛用している顧客も多いが、「デュアルフェイス」は既存ブランドとはターゲットが異なり、20代後半から30代前半の働く女性をイメージ。現代女性が求める商品やサービス、ライフサイクルを考慮し、忙しい女性が時間を気にせずに購入できて、市場としても伸長傾向にあるドラッグストアや量販店への販路拡大に至った。

 9月に発売するのはメイク落としもできるクレンジング、4種のヒアルロン酸を配合したローション、乳液美容液の3アイテムで、30歳前後の女性の肌に必要な機能を備えつつ、時短にもつながるアイテムに仕上げた。香りはユーカリやベルガモットがベースで、保湿成分はホホバ種子油、ローズマリー葉エキス、オリーブ果実油など。配合成分の90%以上を天然由来でまとめ、ナチュラルと機能性を両立させたという。訪問販売など既存チャネルでは取り扱わず、ドラッグストアと量販店のみで販売する。

 同社は今秋や来春にも商品の発売を予定しており、堤智章エイボン・プロダクツ社長は「訪販事業の基盤はそのままに、リテール事業や、エイボン・グローバルのネットワークを活用してアジア圏への展開も狙っていく」と述べている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。