「シャネル(CHANEL)」は9月1日、14年ぶりに新作香水「ガブリエル シャネル オードゥ パルファム」を発売する。同ブランドの創始者ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)の名を冠し、型にはまらない自由な性格で自分が選び取った運命を実現し続けた彼女のように、凛として勇気にあふれ、情熱に満ちた極めて女性らしい香りとなっている。
専属調香師のオリヴィエ・ポルジュ(Olivier Polge)は今回の調香にあたり、「シャネル」のフレグランスの軌跡に刻まれてきた、ジャスミン、イランイラン、チュベローズ、オレンジフラワーという4つの白い花を選択。各々の香りが持つ印象を際立たせるように木々や植物の香りを組み合わせたという。これまで「シャネル」のフレグランスには常に花の存在がありつつも特定の花の香りを立たせることがなかったため、同ブランドの香水にとって革命的な商品となる。
ボトルも香り同様に革新的で、これまで香水においてガラスボトルの重厚さとラグジュアリーを結び付けがちだったが、今回は全く逆のアプローチをとっている。「シャネル」のエレガンスとエスプリを体現するため、ガラスボトルの内底にみられるわずかにカーブしたマルロケットと呼ばれる厚みをボヘミアガラスの工場で一つ一つ丁寧に削り取り、ごく薄く繊細な特別なボトルを仕上げることに数年かけて成功した。さらに、通常裏面に表示される文字などは中央のラベルの裏側に記したり、スプレーのチューブを目立たないように計算しつくして仕上げたりしたことで、ボトルの中におさめられたジュースが美しく光を放つようになっている。
シャネル銀座、表参道 シャネル ブティック、ニュウマン(NEWoMan)店、ギンザ シックス(GINZA SIX)店では100mLのみ数量限定で先行発売中。8月19日からはニュウマン店、ギンザ シックス店で50mLと100mⅬを通常発売する予定だ。