三陽商会の2017年1~6月期は、売上高が前年同期比6.6%減の318億円、営業損益が16億円の赤字(前年同期は58億円の赤字)、経常損益が17億円の赤字(同57億円の赤字)、純損益が2億1100万円の赤字(同54億円の赤字)だった。構造改革の推進により、ブランドの廃止、不採算店舗の撤退などを行ったことで売上高が減少。一方で、粗利益率の改善および販管費の削減を進めた結果、利益面では改善した。
上期は2月末で、4ブランド5ライン(「ポール・スチュアート スポーツ(PAUL STUART SPORT)」「バンベール(VINVERT)」バンベール(VINVERT)」
基幹ブランド別では、マッキントッシュ事業が前年比10%増、ポール・スチュアート事業が同20%減、エポカ事業が同6%減、アマカ事業が同11%減、エヴェックス事業が同7%減、ラブレス事業が同7%増だった。売り場は、ブランド終了に伴う120の売り場に加え、42の不採算売り場を閉店。新規で12売り場を出店し、6月末時点で1205の売り場となった。
通期業績予想を修正した。売上高は625億円(前回予想630億円)、営業損失25億円(同30億円)、経常損失25億円(同28億円)、純損失13億円(同14億円)と赤字幅は縮小する見通し。また、8月末で「コトゥー(COTOO)」「イルファーロ(ILFARO)」の2ブランドの撤退を予定する。