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P&Gの17年は横ばいで推移 今後もM&Aを進める計画

 プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE 以下、P&G)の2017年6月期決算は売上高が横ばいの650億5800万ドル(約7兆2200億円)、営業利益が前期比1.0%減の132億5700万ドル(約1兆4700億円)、純利益が同2.0%増の101億9400万ドル(約1兆1300億円)だった。「パンテーン(PANTENE)」「SK-II」などのヘアケアやスキンケアブランドを収めるビューティ事業部の売上高は横ばいの114億2900万ドル(約1兆2600億円)、「ジレット(GILETTE)」「ブラウン(BRAUN)」などのシェービングブランドを収めるグルーミング事業部は同3.0%減の66億4200万ドル(約7372億円)だった。

 ビューティ事業部は「SK-II」の他、「ヘッド&ショルダーズ(HEAD & SHOULDERS)」などのヘアケアが好調だった。スキンケアブランド「オレイ(OLAY)」はAI技術を活用し、スマホやタブレットを通して一人一人にあったスキンケアアドバイスを提供するサービスを開始した。

 同社は16年10月にコティへの41ブランドの売却が完了した。また、同年2月に電池ブランドの「デュラセル(DURACELL)」をバークシャイア ハサウェイ(BERKSHIRE HATHAWAY)に売却。しかし、今後もM&Aは続けるという。デビッド・テイラー(David Taylor)最高経営責任者は「今回不採算ブランドを売却し、多くを学んだ。今後はその経験を生かし、当社の基幹10カテゴリーに合う企業や革新的な技術を買収する」とコメントした。

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