ファッションECモール「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するスタートトゥデイの時価総額が、8月1日の取引開始とともに初めて1兆円を超えた。前日の17年4〜6月期決算発表の好調を受けたものと考えられる。10時現在の同社の時価総額は1兆720億円で、国内上場企業の時価総額では127位。8月1日10時時点での株価も年初来高値となる1株3465円を記録している。
前澤友作・社長は自身のツイッターで、「時価総額1兆円超えた。思わずスクリーンショット。親に送ろっと笑。もちろんお世話になっている人たちにも。やったねスタートトゥデイのみんな!ただ、まだまだこれからやぞー」と喜びを表現。かねてから前澤社長が掲げてきた一つの目標を達成したことになる。
なお、スタートトゥデイの17年4〜6月期決算は、商品取扱高が前年同期比40.9%増の595億円、売上高が同39.4%増の214億円、営業利益が同59.3%増の79億円、純利益が同54.5%増の55億円で、増収増益だった。
他のファッション関連の流通企業では、ファーストリテイリングが3兆5354億円、良品計画が8010億円、しまむらが5097億円、三越伊勢丹ホールディングスが4288億円になっている(数値はいずれも8月1日10時28分現在のもの)。なお時価総額とは、株価に発行済み株式数を掛けたもので、企業価値の目安とされている。