博多阪急は、2011年3月の開業以来最大規模の改装を今秋から順次、婦人ファッションなど4フロアで実施する。約19億5000万円を投じて、売り場全体の約33%を再編。ギフトやブライダル、自分へのご褒美など百貨店らしいハレの消費に対応したMDを強化し、感度の高い顧客を呼び込む。16年度で444億円だった売上高を、地下鉄七隈線が博多駅に延伸予定の20年度に500億円に拡大させる考えだ。
7月下旬から11月下旬にかけて順次、改装オープンする。すでに7月下旬、8階にパーツ美容などを集積した売り場を設けた。既存の1階と合わせて、好調な化粧品をさらに底上げする。9月下旬にオープンする4階の婦人服売り場は従来のキャリア中心でなく、オフィスやオフ、ドレスなどシーン別のMDに刷新する。11月下旬には特選売り場を現在の1階だけでなく、3階にも広げた2フロア体制にする。特にインターナショナルジュエリーの売り場は1階から3階に移転し、約5倍に増床する。ブライダルリングの品ぞろえを拡充するとともに、家族同士などで贈り合う「絆ジュエリー」を提案する。