ストリートとモードを融合したユニセックスブランド「ティー(TTT_MSW)」の玉田翔太デザイナーは、新メンズブランド「レストラン(RESTAURANT)」を2018年春夏シーズンから立ち上げる。
本格始動を前に、18年春夏のプレコレクションとして10型を発表。価格帯はコート6万円、ブルゾン4万円、シャツ2万円、パンツ3万円前後。シーズンテーマは設けず、カラーリングやデザインはベーシックを意識し、スーツ専門の生地屋の素材で作るカジュアルウエアを提案する。「レストランの制服には、老舗のスーツ生地屋の素材がよく使用されている。スーツ生地にこだわりたかったので、ブランド名はそういった背景から着想を得た」と玉田デザイナー。
ブランド立ち上げの理由について「『ティー』では新しいことに挑戦し続けているので、ベーシックなアイテムを作りづらかった。メンズアイテムにこだわり、定番品をアップデートしていく感覚で服を作っていきたい。別ブランド立ち上げの構想はあったが、実際に動き出したのはここ1年ぐらい。『ティー』はすべて1人でやっているが、『レストラン』はチームを組み、ビジネスを強く意識したブランドになる」と語る。プレコレクションでは展示会を行わず、全国のセレクトショップに直接営業するという。18年春夏シーズンは展示会形式で発表する予定だ。
玉田翔太デザイナーは現在23歳。「ティー」や「レストラン」のデザインを手掛ける他、アーティストへの衣装提供などを行っている。