ファッション

「ヨコハマトリエンナーレ2017」は3会場を結ぶ 会場間の無料バスもアート作品に

 アート展「ヨコハマトリエンナーレ2017」が8月4日、横浜美術館と横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館で開幕する。6度目となる今回は、“島と星座とガラパゴス”というタイトル。“接続性”“孤立”というテーマのもと38組のアーティストと1プロジェクトが集結。今回のテーマは、紛争や移民・難民問題、ポピュリズムの台頭、SNSをはじめとするネット上のコミュニティーの拡大、大国や中央集権に依存しない小規模共同体の活発化など、今日の状況を反映したものだ。

 横浜美術館では、アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)の「河の蟹(協調)」やジョコ・アヴィアント(Joko Avianto)の竹の大作「善と悪の境界はひどく縮れている」など27人のアーティストの作品を展示。横浜赤レンガ倉庫1号館では、小沢剛やクリスチャン・ヤンコフスキー(Christian Jankowski)の映像作品など9人のアーティストの作品を楽しむことができる。横浜市開港記念会館では、柳幸典のゴジラをモチーフとした作品が展示される。会場間を結ぶ無料バスは、ジェニー・ホルツァー(Jenny Holzer)のメッセージが記された作品になっている。

 今年は、1867年の大政奉還から150年目にあたる。江戸時代には小村に過ぎなかった横浜が、1859年の開港を機に急速に発展したという歴史的背景を踏まえて、横浜美術館に加え、横浜赤レンガ倉庫1号館と横浜市開港記念会館の2会場が指定された。展覧会の開催にあわせて、参加アーティストや他ジャンルの専門家たちが議論する公開対話シリーズ「ヨコハマラウンド」も開催。開幕に先立ち今年1月から開始し、閉幕に合わせて開催するラウンド8で締めくくる。

■ヨコハマトリエンナーレ2017
日程:8月4日〜11月5日
時間:10:00〜18:00(最終入場17:30)
定休日:第2・4木曜日
場所:横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下
入場料:一般 1800円 / 大学・専門学校生 1200円 / 高校生 800円 / 中学生以下、障がいのある方及びその介護者1人は入場無料

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。