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伊「ヴォーグ」出版社従業員が休刊反対 ストライキ敢行

 コンデナスト・イタリア(CONDE NAST ITALIA)の編集委員会が、イタリア版「ヴォーグ(VOGUE)」の姉妹誌4誌の休刊を受け、4日間のストライキを開始した。

 同社は7月28日に、メンズの「ルウオモ ヴォーグ(L'UOMO VOGUE)」、キッズの「ヴォーグ バンビーニ(VOGUE BANBINI)」、ウエディングの「ヴォーグ スポーザ(VOGUE SPOSA)」、ジュエリーの「ヴォーグ ジョイエッロ(VOGUE GIOIELLO)」の休刊を発表。同4誌は計14人のジャーナリストを抱えており、今回の休刊で、40人がリストラになる。退職者には解雇前に40カ月分の特別手当を支給する予定だ。

 ロンバルディー・ジャーナリスト協会(Lombardy journalist’s association)のパオロ・ペルカチーニ(Paolo Perucchini)会長は、「コンデナストは、出版社が出版物への投資と革新によってビジネスをしなければならないことを思い出す必要がある。利益を上げるために休刊に踏み切り、リストラを実施することは、短期的ビジョンの財政的策略に過ぎない」と訴えた。

 13年にコンデナスト・イタリアと従業員は、集団リストラを避けるために、雇用保証契約に署名。同契約により、労働時間の短縮と社員全員の賃金の引き下げが敢行された。

 コンデナスト・イタリアのジャーナリスト委員会は、公式声明で「われわれが目にしてきた状況から判断すると、長期的編集戦略の立て直しもせずに、編集者の解雇によって、外部コンサルタントを何人か雇い、数字だけを調整しようとしている」と主張。また、同声明で、さらなる編集者のリストラを回避するために、雑誌の復刊を要請している。

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