ファッション

大学生でモデル、カメラマンまでこなす柴田ひかりが目指すキャリア像

 雑誌で活躍するアソビシステムのモデル・柴田ひかりは文化学園大学に通う現役の学生でもある。将来はモデルに限らずファッションに関わる仕事をしたいと、大学ではファッションビジネスを学ぶ。しかも、モデルを超えた仕事範囲は広く、趣味のカメラが高じて撮影の仕事をしたり、通販サイトのディレクションをしたこともある。学生とモデル、写真の仕事という3つのバランスをとりながら活動範囲を広げる20歳のキャリア像に迫る。

WWDジャパン(以下、WWD):モデルになった経緯やきっかけは何ですか?

柴田ひかり(以下、柴田):高校1年生の時に遊びに行った原宿で高校生向け情報誌にモデルとして撮影されたのが初めてです。その後、原宿系や青文字系の女性ファッション誌などに載せていただく中で、今の事務所から声をかけていただきました。

WWD:当時からモデルになりたいと思っていたんですか?

柴田:その頃は横浜の進学校に通っていて、そのまま大学に入って保育士とか先生になるのかな、と思っていました。でも、せっかく声をかけてもらったので頑張ろうと思い、そのまま気づいたら5年間続けていました。

WWD:その頃からファッションが好きだったんですか?

柴田:中学に入った頃は今とは違うファッションをしたかったんです。でも、その頃に友達が原宿のファッションにハマっていて、自分も行ったらハマっていました。それで、厚底靴履いて原宿によく行っていました。

WWD:その後、文化学園大学に入ったのはどうしてですか?

柴田:モデルをしながら大学に進学しようか悩みました。何をしたいか本当にわからなくなった時期があって、大学に行って4年間考える猶予が欲しいなとも思いました。でも、どうせなら一番好きなことをやろうと。それで、AO入試で文化学園大学に入りました。

WWD:大学ではどういったことを学んでいますか?

柴田:留学生も多い、国際的な学科でファッションの勉強をしています。授業でイタリアの工場まで見学に行ったりもしました。1〜2年は基礎的な洋服作りを学んだんですが、3年生になって、はじめて半年間かけて本格的にテーマを決めて洋服を作りました。私は“バードウオッチング”をテーマに洋服を作りましたが、そのファッションショーが7月に終わったばかりです。でも、実技だけではなくて、マーケティング論といったアパレルのビジネスや仕組みを学ぶ座学もたくさんあります。

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