ルックの2017年1~6月期連結業績は、本業のもうけを示す営業損益が6億1000万円の黒字(前年同期は7800万円の赤字)に転換した。同社は15年7月に契約が終了した「トリーバーチ(TORY BURCH)」の穴を埋めるべく、既存ブランドの底上げに取り組んでいる。「キース(KEITH)」「イルビゾンテ(IL BISONTE)」「マリメッコ(MARIMEKKO)」などの販売好調によって、期初予想では収支トントンを予想していた営業損益を回復させることに成功した.
売上高は同1.7%増の210億円だった。連結子会社のA.P.C. Japan、デンハム・ジャパンも順調だった。増収によって粗利益率は2.6ポイント改善。販管費を前年同期と同水準に抑えたことも、中間期での黒字転換に結びついた。純損益は5億5300万円の黒字(同2億8900万円の赤字)になった。
1~6月期の好業績を受けて、17年12月期の予想を上方修正する。修正後は売上高437億円(修正前は435億円)、営業利益14億円(同9億円)、経常利益16億円(同10億円)、純利益12億円(同7億円)。