昨年11月に破産法を申請し経営破たん、12月には日本からも完全撤退していたアメリカン アパレル(AMERICAN APPAREL、以下アメアパ)が新体制のもとオンラインストアをリニューアルした。昨日までオンラインストアのトップページは「Good Things are coming! Our online flagship store will be back Summer 2017!(良いご報告があります!オンラインフラッグシップストアが2017年の夏、帰ってきます!)」と復活を示唆していたが、今日には「We’re Back→To Basics」に変更。デニムやクルーネックTシャツ、パーカ、レギンス、ランニングパンツなど定番のカジュアルアイテムをラインアップし、従来の「Made in USA」のものと、そうでない「Globally Made」の2パターンで販売しているアイテムもある。
運営は、商標と知的財産権、いくつかの流通センターなどの設備を8800万ドル(約101億円)で買い取ったカナダのアパレルメーカー、ギルダン・アクティブウェア(GILDAN ACTIVEWEAR)。日本版オンラインストアは閉鎖したまま。
グレン・チャマンディ(Glenn Chamandy)最高経営責任者は再始動に向けて準備を続けていると前々から話しており、同ブランドのインスタグラムは定期的に更新されていた。
なお、1989年にアメアパを創業し、2014年12月にセクハラ騒動で同社を解雇された元最高経営責任者のダヴ・チャーニー(Dov Charney)は7月、「ロサンゼルス アパレル(LOS ANGELES APPAREL)」を立ち上げたばかり。「アメアパ」に酷似したラインアップと話題を集めている。