50代の男性を中心にライフスタイルを提案する「マデュロ(MADURO)」は8月24日発売号から、セブン&アイ出版との共同発行をあらため、株式会社マデュロが単独で発行する。また、発売もセブン&アイ出版からスタンダード マガジンに移管する。セブン&アイ出版は以降、同誌のビジネスに関与しない。単独発行後も、大崎文菊・編集長や大久保清彦・総合プロデューサーなどは続投する。
「マデュロ」は2014年、21世紀の超高齢化社会に対応すべく創刊。「レオン(LEON)」で一世を風靡した岸田一郎が初代編集長に就任した。現在も読者の7割強は50〜60代で、経営者や会社役員、医師、弁護士などの読者が多いという。岸田・初代編集長は現在、さらに上の世代を狙ったライフスタイル誌「ジジ(GG)」を手掛けている。
またセブン&アイ出版は、8月14日付の組織変更と人事異動を発表した。 「サイタ(SAITA)」などの定期誌のデジタルを含む編集と営業、販売業務をコンテンツプロデュース事業部に集約し、書籍の企画・編集、販売をパブリッシング事業部にまとめる。パブリッシング事業部は、セブン&アイのプライベートブランド書籍の発行にも本腰を入れる。大久保清彦・常務執行役員はコンテンツプロデュース事業部の事業部長に、沢田浩・常務執行役員がパブリッシング事業部の事業部長に就いた。新井良一ビジネス・プロデュース部ゼネラルマネジャーは、パブリッシング事業部の副事業部長兼マーケティング部の部長に就く。