ソーエキサイトが8月3日、渋谷に次世代型のマンガ喫茶ハイリーファイブカフェ(Hailey’5 Cafe)をオープンしました。現代のライフスタイルに合わせた設備や機能を搭載した1店目の池袋店は、女性の心を掴み、通常のネットカフェの利用者は男性が約8割のところ、女性利用率53%を誇るそう。そこまで女性に人気な理由は何なのか?22歳女性記者が、待望の2店舗目となる渋谷店に足を運び探ってきました。
ハイリーファイブカフェ渋谷店は、渋谷駅ハチ公口から徒歩5分ほど。「フォーエバー21(FOREVER21)」や「ザラ(ZARA)」が軒を連ねる通りの一角にあります。エレベーターで交番右手のビルの7階に上がると、緑がところどころに散りばめられたウッド調のフロントが。ぱっと見渋谷のおしゃれカフェですが、フロントの奥にチラッと見えるマンガのずらりと並べられた壁が、マンガ喫茶であることを物語っています。
フロント近くに、スナックやドリンクの物販スペースを発見。スナックはハリボーやマウイチップスなど、海外のお菓子が中心で、ドリンクは、ZIMA、スミノフ、渋谷の地ビールなどのアルコールもあり、カルディっぽい品ぞろえ。フロント横の棚には、雑誌とDVD、ブルーレイのディスプレイが。雑誌は60タイトル以上あるそうです。
カフェに来た気分ですが、ネットカフェの本命であるマンガも予想以上に充実していました。“マンガの壁”と呼ばれる廊下に沿って設置された棚には、月に5000タイトル以上のマンガを読むというマンガバイヤーがセレクトした2万冊以上が。圧巻です。
“マンガの壁”を横目に、いよいよ店内へ。個室へ行く前に、ドリンクバーもチェック。ドリンク類だけでなく、アイスとフローズンヨーグルトも。
一般的にマンガ喫茶というと、それぞれ部屋が区分けされているものの、天井まで仕切りがない半個室が多いですが、こちらはオートロックとカードキー付きの防音・禁煙の完全個室。確かに、女性でも安心して利用できるかもと納得しつつ、カードキーで個室へ。個室に入るとまず最初に目につくのは、大きなディスプレイ。ディスプレイだけでなく、オーディオ、Wi-Fi、充電器、冷暖房、調光機能付き照明までありました。充電器とWi-Fiを確保しにくい渋谷のカフェ事情を考えると、確実に静かな環境で作業したい時に利用したいと感じました。
フードメニューは、ネットカフェでは珍しいサラダや、1日6個限定のプリンなど。1番人気のプレッツェルに、純国産やまと豚を使用したソーセージを挟んだという“ハイリードッグ”(680円)を注文してみました。もちもちの歯ごたえのあるプリッツェル生地にソーセージの組み合わせが新しかったです。
シャワーは2室あり、タオル、ヘアドライヤーなどのアメニティも完備。ヘアアイロンもフロントで貸し出ししているとのこと。本物のホテルでさえヘアアイロンを備えているところは多くない中、ヘアアイロン常備はかなりポイント高い!化粧落としやシャンプーなどもフロントで販売しているそうなので、終電を逃しがちな渋谷の避難所になりそうです。
料金は、平日1時間500円、3時間1200円、8時間2500円、12時間3000円と、普通のネットカフェよりも少々割高ですが、いつも満席のカフェを転々とするよりもいいかも?渋谷店は25日までオープンを記念し10%オフのキャンペーン中だそうです。
シェアハウス在住というプライベートのない環境に住んでる自分としては、「もはやここに住める」と言えてしまうほど快適な空間でしたが、人によって使い方は多種多様。普通にネットサーフィンや映画、マンガを楽しむ人はもちろん、静かな空間と充電を求めて来店するノマドワーカーや、深夜バスで夜中に到着した旅行者、DVDや飲食物も持ち込めるので、好きなアーティストのライブを見たり、オフ会に使用するケースもあるそうです。ハイリーファイブカフェで、自分なりの使い方を見つけてみては?