「WWDジャパン(WWD JAPAN)」5月8日号では、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリのファッション・ウイーク期間中に発表されたコレクションブランドのアイテムを中心に2017-18年秋冬バッグ&シューズトレンドを打ち出した。では、より手ごろな価格のリアルなバッグブランドは、今シーズンを象徴する「クラシックフェミニン」なムードをはじめ、「ファー」「ベルベット」「赤」「パープル」「サークルフォーム」といった秋冬トレンドをどのように取り入れているのか?展示会で見つけたアイテムからトレンドアイテムをチェックする。ちなみに1番人気は「ファー」。毛足の長さやボリューム感もさまざまに出そろった。
1:クラシックフェミニン
クイーポの手掛ける「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」は、キラッと光るゴールドのバックルにフェミニンなパールをあしらったハンドバッグを提案。トートや口金バッグなどもパールがデザインのアクセントに用いられている。価格は2万2000円。
「ロンシャン(LONGCHAMP)」は今季、1970年代のパリジェンヌをイメージ。新作の“ラ バロンヌ”は、深い色味のファーとビジュー装飾がクラシックフェミニンなムードにピッタリだ。パテントレザーと組み合わせることでモダンな印象に落とし込んでいる。価格は6万3000円。
2:ベルベット
香港発の「カフネ(CAFUNE)」は、トレンド感のあるレトロなカラーパレットのベルベットを使ったバッグをラインアップ。写真は新型の“ベローズ クロスボディー(BELLOWS CROSSBODY)”。直線的なデザインが特徴で、チェーンハンドルに加えショルダーストラップも付属する。価格は4万9000円。
3:ファー
「トフアンドロードストーン(TOFF&LOADSTONE)」は、春夏に提案したリングにハンドルを通して持つタイプのカゴバッグのデザインをファーでアレンジ。深いグリーン、グレージュ、鮮やかなオレンジをそろえる。価格は3万7000円。その他、手持ちのバッグに使える付け替えファーハンドル(8000円)も打ち出す。
「フルラ(FURLA)」の新作“カオス(CHAOS)”のフラップバッグはボリューミーなエコファー使いがポイント。価格は4万6000円。その他、マカロンのような丸型のポーチ(1万4000円)やポシェット(2万4000円)も提案する。
4:キルティング
「ティラマーチ(TILA MARCH)」はアイコン“ゼリグトート(ZELIG TOTE)”をトレンド素材のキルティングでアップデート。パイピングやハンドルにはパテントレザーを使い、コントラストを効かしている。3サイズ展開で、価格は3万9000~4万3000円。
5:レッド
設立45周年を迎えた「サザビー(SAZABY)」は、ベストセラーの“エートート(A TOTE)”で鮮やかな赤を提案する。フリンジ付きのものやバケツタイプなどデザインのアレンジも豊富。価格は2万8000~3万8000円。
6:パープル
「ロンシャン」の “ペネロペ ソフト(PENELOPE SOFT)”シリーズの新色は、パープル、赤、カーキ。トーン・オン・トーンのスムースレザーとスエードのコンビが特徴だ。初のクロスボディータイプ(7万円)も登場する。
7:ざっくりバッグ
「ヴァジック(VASIC)」は春夏にカゴバッグとして提案していた“マルシェ ミニ(MARCHE MINI)”をレザーでアップデート。内側には、外からも見えるほどたっぷりとエコファーを配した。価格は4万3000円。
「メアリ オルターナ(MARY ALTANA)」の定番モデルの縦型トート“ボウ(BOW)”は、ざっくりとしたデザインが今シーズンの気分にピッタリ。斜めに付けた太めのストラップもポイントに。価格は6万9000円。
8:サークルフォーム
トレンド感のあるデザインと価格のバランスの良さで支持を集めるオーストラリア発の「フリン(FLYNN)」の丸型ショルダーバッグは、小ぶりなサイズ感が◎。丸みのあるゴールドのスタッズ装飾も目を引く。価格は3万7000円。
LA発の「ビルディング ブロック(BUILDING BLOCK)」は、新型として筒形のミニショルダーバッグを提案。マーブルのハンドルがデザインのアクセントになっている。価格は7万5000円。