8月17日号は「秋の新コスメ特集」です。表紙には「アルマーニ ビューティ」インターナショナル メイクアップアーティストであるリンダ・カンテロ(Linda Cantello)によるメイクで今までにない女性らしさを手に入れた菜々緒さんが初登場。特集内では、長く続いてナチュラルフェイスから脱却し、“フレッシュ”さ印象づける最旬メイクを取り上げ、分析しています。
美容熱が過熱した十数年前の女子力ブームから始まり、ナチュラルからエフォートレスという“美しい”の基準の変化によって、現代女性における“美しさ”は、頑張りすぎていない自分らしさと心地よさが重要要素となっています。その感覚を得た女性たちが今目指すのは、自分らしく心地よくいられる顔。1人で何役もこなすためにいくつもの顔を持つ現代女性は、その日、その時、心地よく自分らしくいられる顔でいるために、シーンや気分に合ったメイクをしたいと考えています。こういう、時代の流れによる“美しい”女性像の変化こそが、今季、メイクががらりと変わる理由であると考えました。
今季トレンドのメイクは、まさに「心地よく自分らしくいられる顔」。自分らしさを損なわない“薄盛りで美しい”肌を目指すなかで、テクスチャーも仕上がりの質感も自分好みで選ぶことが主流となり、メイクは単に美しさを目指すのものではなく、自分らしい生き方を象徴するものとなるでしょう。そういう流れを含んだ旬顔とそれに必要な旬アイテムを提案します。
ニュース面では、資生堂、ポーラ・オルビスホールディングス、花王、アイスタイルの国内4企業とユニリーバ、レブロン、インターパルファム・インク、バイヤスドルフの海外4企業の決算を取り上げます。「クリスチャン ルブタン」がマンダリン オリエンタル東京とコラボし、ブランド初のネイルカラー施術を開始することや、「ル ガリオン」の日本上陸にも注目です。
トピックスにはコーセーの一般ユーザー向けの情報発信イベント「コーセー ビューティ フェスタ2017」や日本ショッピングセンターの下半期定例記者懇談会をリポートしています。連載「海外ビューティ通信」は今回、フランス・パリの最新事情をお届けします。2年に及ぶ大改装が終了し、7月にリニューアルオープンしたプランタン本店のビューティ館を取材してきました。