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ケリング傘下ウオッチ企業の新CEOにアップルの幹部が就任

 ケリング(KERING)は8月17日、同月28日付で傘下のウオッチ企業ユリス ナルダン(ULYSSE NARDIN)の最高経営責任者(CEO)にアップル(APPLE INC.)の幹部であるパトリック・プルニエ(Patrick Pruniaux)が就任すると発表した。

 プルニエ新CEOは、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)傘下のタグ・ホイヤー(TAG HEUER)で国際貿易事業を指揮。2010年にはグローバル・セールス&リテール事業のヴァイス・プレデントを経験後、14年からはアップルで英国およびアイルランド地域の指揮を執り、アップルウオッチの発売にも携わった経験も持つ。ケリングは国際的な拡大を加速させるために、プルニエ新CEOを起用することを決めた。

 ウオッチブランドはインターネット接続デバイスに続々と目を付けている。「タグ・ホイヤー」と「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は既にスマートウオッチを発売しており、アルベール・ベンスーサン(Albert Bensoussan)=ケリング ラグジュアリー部門最高経営責任者(CEO)は「プルニエのウオッチ事業における経験は、ユリス ナルダンが最先端で個性的なブランドとなる助けになるだろう」と述べた。

 パトリック・ホフマン(Patrik Hoffmann)現CEOは、約20年間ユリス ナルダンを率いた人物で、個人的な理由により退職する。

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