インターネットビジネスの企画・開発を行うBANKは24日、質屋アプリ「CASH」のサービスを再開した。同アプリは6月28日に公開され、ユーザーがスマホで商品を撮影・送信するだけで即査定ができ、現金受け取りの手続きを選べば、商品を手放す前に現金化できる画期的なアプリとして話題を呼んだ。しかしローンチから16時間で、アクセス集中を理由にサービスを停止していた。
新たな「CASH」では、1日のキャッシュ額限度(査定・現金化できる上限)を1000万円と決め、アクセス集中によるサービス停止を防ぐ。まずは月間3億円の利用を目指す。また、これまでは現金化した商品の発送期限を2カ月としていたが、キャンセル手数料をなくす代わりに最大2週間に短縮する。利用者の94%が1週間以内に発送をしていたことが理由という。他にも、取引画面のユーザーインターフェイス(UI)向上や継続的に優良な取引ができるユーザーに対する評価制度などを刷新した。
また、同社は公開時の利用データを公表。ユーザーが現金化した商品については、利用者の98%が実際に「アイテムを送る」を選択しており、現金化してから発送をやめて返金したユーザーは2%だったという。1回あたりの引き出し額は平均8623円で、公開初日に査定したユーザーの83%はすでにアイテムを発送済みだ。査定額の平均は1000〜4900円の商品が70%と最多で、トップスやシューズ、財布などが中でも多かったという。