国内の繊維産地を回り、産地とファッションデザイナーをつなぐ活動をしている糸編の宮浦晋哉・代表が、30日まで表参道ヒルズのロケットで7月15日に発売した自身の著書「FASHION∞TEXTILE」の刊行を記念したイベントを開催している。
「FASHION∞TEXTILE」は、年間150以上の繊維工場を回る宮浦代表と糸編のスタッフが、“ファッションとテキスタイルのリンク”をキーワードに、若手デザイナーと国内の生地メーカーとの協業や、北陸の繊維工場取材、メディア関係者や関連企業取材などをまとめた一冊。ロケットでのイベントでは、同書に登場した「ファイブノット(5-KNOT)」「ロキト(LOKITHO)」などの2017-18年秋冬商品が展示されている他、国内の産地企業が開発したテキスタイル(尾州の毛織物、掛川のコーデュロイ、北陸の合繊)などに触れることができる。宮浦代表は「本の内容だけだと伝わりにくい実際の生地の質感などを、直接見られるようにしたかった」と話す。
なお、9月15日には糸編が拠点を構える月島のセコリ荘にラボをオープンする予定。このラボでは同展で展示した生地などを事前予約制で見ることができる。