エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領のメイク費用の高さが問題となっている。メイクアップアーティストのナターシャ・M.(Natacha M.)がマクロン大統領が就任してからわずか3カ月間のメイク費用として合計2万6000ユーロ(約338万円)を請求していたことが、政治やニュースを取り扱うフランスの週刊誌「ル・ポワン(Le Point)」の取材で明らかとなった。
マクロン大統領のスポークスウーマンは「大統領就任に伴う緊急事態だったため、やむを得なかった。今後はこの額よりもはるかに低い費用で済ませる体制を整えている。また、フランソワ・オランド(Francois Hollande)前大統領がメイクにかけた費用よりも抑える予定だ」と説明した。オランド前仏大統領はメイク費用とヘアセットの費用として毎月6000~1万ユーロ(約78万~130万円)を支払ったとされている。
マクロン大統領の支持率は、5月の当選以降、急激に落ち込んでおり、調査会社ユーガブ(YOUGOV)による5月の支持率調査では66%だったのに対して、8月上旬に行われた最新調査によると36%まで落ち込んだ。