エスティ ローダー、身売りの噂を否定
エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)はユニリーバ(UNILEVER)に身売りをするという噂を否定した。社員に送られた社内メールでは、ウィリアム・P・ローダー(William P. Lauder)=エグゼクティブ・チェアマンとファブリツィオ・フリーダ(Fabrizio Freda)社長兼最高経営責任者が「最近メディアで流れているエスティ ローダー カンパニーズの身売りや合併という噂を否定する。ローダー家と取締役会は独立した企業としてのプライドを持ち、今後もその姿勢を貫く」と述べている。
ローダー家は同社の株式の87%を保有している他、プレステージビューティのブームの影響で業績も非常に好調で、身売りは考えにくい。しかし、ユニリーバと交渉しているという噂は数日前から立っていた。さらに、身売りの対象には競合相手であるロレアル(L’OREAL)の名も挙がっていた。「サンデー・タイムズ(THE SUNDAY TIMES)」紙には、ゴールドマン ・サックス(GOLDMAN SACHS)とエバーコア(EVERCORE)にも話が回っていたと報道されていた。