8月31日号は、進む“美容のパーソナライゼーション”の動向を探る特集です。美容業界ではここ数年、一人一人に最適化した商品やサービスを提供する企業が増えています。その背景にどのような消費者心理があり、そのニーズに応えるために企業側はどのようなアプローチを行っているか。新しい取り組みを始めた企業の取材をもとに分析します。
大手メーカーでは、資生堂が7月から「SHISEIDO GINZA SIX店」にデジタルカウンセリングミラーを導入し、ビューティコンサルタントによるパーソナルカウンセリングを強化しています。カネボウ化粧品は、店頭顧客システムと連動するアプリに、個人に最適化した美容情報を配信し、継続的なコミュニケーションを図る取り組みを行っています。
他に、AIを搭載したパーソナル・アドバイスエンジン、肌状態を分析して最適なスキンケア方法を提案する美容家電、身体機能測定をもとにオーダーメードの運動メニューを考案するフィットネスジム、肌や髪の悩みに応じて化粧品そのものをカスタムメードするサービスなども紹介します。美容業界の新潮流のキャッチアップに最適な内容となっています。
ニュース面では、セレブタレントのカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)が手掛ける「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」やインディーズブランドとユーチューバーとのコラボなど、米国ビューティ市場のSNSビジネスを調査しました。近年大規模なブランド買収をしたエスティ ローダー(ESTEE LAUDER)とコティ(COTY)の2017年度通期決算もリポートしています。
また、15年ぶりに発売される「ティファニー(TIFFANY & CO.)」の香水や松屋銀座店にオープンした「ギフト コスメゾーン」、「イセタン ミラー」の新店舗も取り上げています。「ダイアナ(DIANA)」の美容サロン、アパレルブランド、カフェなどが入っている新業態のオープンや「ウルオン(URUON)」のリニューアル、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」の新リップにも注目です。
皆さまにご愛読頂き9月で「WWDビューティ」は創刊10周年を迎えます。来週号は10周年特別号となり、いつもよりボリュームアップでお届けいたします。これに併せて日頃のご愛読に感謝を込めて「WWDビューティ 創刊10周年記念キャンペーン」を9/6より実施致します。期間限定でWWDビューティをお得に定期購読できるチャンスです!キャンペーン当日をどうぞお楽しみに。