ビジネス

アダストリアが人事クラウドサービス導入、採用活動を戦略化

 アダストリアは8月、ビズリーチの人事クラウドサービス「ハーモス(HRMOS)採用管理」を導入し、デジタルを活用した採用を本格化する。多岐にわたる採用職種ごとの候補者とのやりとりや選考日程の調整などの採用業務の効率化を行うとともに、採用データの分析・可視化を推進し、今後の採用活動に生かす。提携する求人媒体や紹介会社ごとの採用数も管理し、効率的な採用活動を目指す。今後は採用活動に関する情報を「ハーモス」上で一元管理することで、企業文化の発信なども戦略的に行っていく考え。

 田中良興アダストリア人事総務部長は、「当社では、従業員一人ひとりがクリエイティビティーを発揮し、仕事と人生を楽しめる環境作りに注力している。その中で子育て支援制度に加えて、フレックスや在宅勤務、副業許可制など、新たな制度を拡充し、ライフステージに応じた働き方を選択できる会社作りを進めてきた。7月には本部を渋谷に移し、コミュニケーションを増やすためのオフィス作りに努めている。今後、『ハーモス』の活用を推進することで、働き方の選択肢を増やし、従業員一人ひとりがこれまで以上に活躍できる場を支えていきたい」とコメントする。

 ビズリーチの人事クラウドサービス「ハーモス」は、企業のための採用管理ツール。採用活動のデータの可視化・分析に加えて、過去の書類選考データから応募者の書類選考時の評価を予測する“書類選考評価予測AI”といった最新技術もある。電通デジタルやRIZAPグループ、オットージャパンなどのデジタル先進企業が数多く取り入れている一方で、アパレル小売企業への導入は多くない。「ある程度の採用人数を見込んでいて、採用を強化している企業が有用性を感じやすいサービス。アパレル業界でも導入が進み始めたばかり」と同社。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。