“オムニチャネル時代におけるアイウエアの新しい購買体験”をキャッチフレーズとして、2011年に創業したアイウエアの通販サイト「オーマイグラス(OH MY GLASSES)」は、新しいビジネスモデルを示唆するものとして注目された。そして現在、オンラインストア運営を主要事業として、実店舗出店、オリジナルブランド強化、海外進出と業容を拡大している。
7月、関西2店舗目をあべのandロフトにオープンし、実店舗数は10となった。そして今、最も力を入れているのがオリジナルブランドの強化だ。9月にリニューアルしたオリジナルフレーム「オーマイグラス東京(OH MY GLASSES TOKYO)」を発売する。アイウエアの一大産地、福井県鯖江市の工場で生産した高い品質はさらに精度を上げ、デザイン力を高めて、高感度な20~30代の若い客層を広げることが狙いだ。新しいイメージを訴求するため、9月1日、サイトをリニューアルし、“日常の風景”をテーマに制作したビジュアルを発表した。約470ブランド、1万種類以上をそろえる同サイトの中でも、オリジナルブランドの売り上げが約半分に達するという(売上高は非公表)。
15年にスタートし、海外の販路拡大を目指して、10月にパリで開催される国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」、11月の香港オプティカルフェアにも出展する。創業者の清川忠康オーマイグラス社長は、「国内のビジネスは軌道にのっている。オリジナルブランドの商品力をグローバルなレベルに高め、現在の海外の売上構成比率20%を早期に50%にしたい」と語った。