化粧品の訪問販売大手のエイボン・プロダクツは9月1日付で、中陽次・顧問が社長に就任した。堤智章·前社長は同日付で顧問に就いた。
同社は、2016年1月から堤顧問のもと「リボーン・エイボンプロジェクト」を推進し、事業・組織の改革やチャネルの多角化に取り組んできた。それが奏功し、売り上げが堅調に推移したことから、本格的な業容拡大に向け、直近は三越日本橋本店長兼三越伊勢丹ホールディングス常務執行役員で、38年間百貨店小売り現場で数々の改革と再生を実践してきた中社長にバトンを渡すことになった。
中社長は「情報過多、高齢化社会の中で訪問販売という小売り形態の社会的な価値、大きな魅力と成長の可能性を感じている。今後は勇気ある経営・営業改革を進め、新生『エイボン』の道をつくりたい」とコメントした。