そごう・西武は9月12日、イタリアの老舗セレクトショップ、ディエチコルソコモ(10 CORSO COMO以下、コルソコモ)の常設店を、西武池袋本店と渋谷店にオープンする。オリジナルショップの世界観を忠実に再現した店内に、バッグやTシャツなど、コルソコモのオリジナルグッズ約60型を販売する。2店舗合計の初年度売り上げ目標は1億円。
コルソコモは、1990年に編集者で出版人でもあるカルラ・ソッツァーニ(Carla Sozzani)がミラノに設立した。新マーケティング哲学“スロー・ショッピング”を提唱し、カルチャーと商売の調和を通じて、ファッション、フード、音楽、アート、ライフスタイル、デザイングッズなどを、雑誌を編集するように集めた独自のショップ環境を創造。新しい買い物体験を生み出し、世界で知られるショップとして認知された。
コルソコモのトレードマークであるロゴは、アメリカ人アーティストのクリス・ラズ(Kris Ruhs)が手掛けており、今回のショップでは、ロゴだけでなく店内の内装、ギフトボックス、オリジナルグッズなどにもイラストを使用するなどで、ショップ世界観を発信する。池袋本店の売り場面積は約30平方メートル、渋谷店は約33平方メートル。価格帯は、バッグが7200~1万9000円、Tシャツが1万3000~2万3000円。