イケア・ジャパン(IKEA JAPAN)は8月25日、横浜のイケア港北で「お泊り会2017」を開催した。イケアファミリーメンバーにメールで参加を募ったところ、2週間で約200人が応募。その中から3人家族2組、母子3組、友人同士1組の計14人の当選者が参加した。イケアが「お泊り会」を開催するのは2014年秋に立川店で開催して以来だ。イケアの寝具やベッドを試してもらう目的で、全世界の店舗で不定期に行っている。
食にもこだわるイケア
イケア港北では、「夏休みの思い出づくり」をテーマに「お泊り会」を開催。19時過ぎにイケアレストランに集まった参加者が席に着くと、8月にストアマネジャーに就任したばかりのカテリーナさんがウエルカム・スピーチを行った。このイベントのために特別に用意されたディナーが出されると、スタッフがメニューおよび食材について丁寧に解説。「食を通じてスウェーデンを身近に感じてほしい」というイケアのこだわりが十分に伝わる料理だ。大人用のメニューは、エンドウ豆の冷製スープとトマトのファルシー、サーモンマリネ、生ハムとチーズの盛り合わせと、メーンのサルティンボッカ。子どもにはミートボールやオムライスの盛り合わせが用意された
参加者はファミリーメンバーというだけあり、皆イケアのファン。ディナーの席の自己紹介で、イケアに対するそれぞれの思いを話した。「イケアが大好きでラブレターを書いた」という家族も。「新居をイケアの家具でそろえたばかり。売り場で寝られるのが楽しみ」という声もあった。ディナーの後には、港北店の近くで収穫された大きな梨が用意され、朝食用にみんなで皮をむいた。
21:00閉店後のイケア店内を探検
ベッドルームの売り場へ移動すると、宿泊するモデルルームの発表が行われた。これらモデルルームのテーマは“スカンジナビアンモダン”。ロマンチックなイメージの部屋から港北店近辺の団地の間取りを再現した部屋までさまざまだ。部屋が決まったら、テキスタイル売り場に移動し、寝具やリネン選びがスタート。参加者はスタッフにコーディネートや商品のアドバイスを求めながら商品を選んだ。
寝具選びが終わると、夜のアクティビティー・タイムが始まった。参加者全員、安全ベストを着用して、倉庫へ移動。日本ではイケアにしかないというスウェーデン製のフォークリフトによる荷物の上げ下ろしを見学した。続いて、スモーランドのボールルームで宝探し大会がスタート。通常、4~10歳の子どもしか入れないスモーランドだが、「お泊り会2017」では特別に大人も入場し、子ども同様、ボールプールに飛び込み、童心に戻ってゲームを楽しんだ。宝探しのプレゼントはテントやぬいぐるみ、タッパーウエア、懐中電灯などが用意された。23時を過ぎると、選んだ寝具でベッドメイキングが施された部屋に戻り、記念撮影をして就寝。
ラジオ体操に色とりどりの朝食、サプライズギフトまで
翌朝は7時前に起床。ザリガニやソフトクリームなどの着ぐるみを着たスタッフが参加者を起こして回り、レストランでラジオ体操という健康的な1日がスタートした。前日夜むいた梨をはじめ、クロワッサンやスクランブルエッグ、色とりどりのフルーツなど充実の朝食が用意され、スタッフから参加者にサプライズプレゼントが渡された。プレゼントは、このイベント中に撮影した各家族の写真をフレームに収めたもの。就寝後にスタッフがプリントし、準備した。前日選んだ寝具も、全てプレゼントだ。至れり尽くせりのおもてなしに、参加者は口をそろえて「想像以上」と笑顔を見せた。
“モノよりコト”といわれるご時世。このイベントの参加者は、食事やアクティビティーなどの体験を通して、イケアの世界観や価値観に触れることができたはずだ。イケア港北の「お泊り会2017」は大成功。このイベントのために奔走したスタッフ全てに拍手を送りたい。