ウクライナで開催されたキエフ・ファッション・デイズ(Kiev Fashion Days)の会場周辺では、プリントや明るいトーンのカラーアイテムなどのスタイリングが多かった。ストリート感が漂うカジュアルスタイルの多いメンズに対し、ウィメンズは肩落ちトップスやスリットの入ったスカートなど、フェミニンなスタイリングが主流。高い身長を生かしてか、ロングドレスやロングアウターなど、丈が長めのアイテムが人気だった。ブランドはウクライナの若手デザイナー「アナK(ANNA K)」「ウィアナビー(WE ANNA BE)」「カテリーナ・クビット(KATERINA KVIT)」が人気だ。
現地のエディター、デザイナーの他にファッションデザイナー志望の学生も多く、「自分で作った服を着ている」という女性も。メイクは薄めでナチュラル派のようだが、個性的なヘアスタイルを楽しんでいる人が多かった。
ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける