アジア、特に中国で存在感を強めるマイケル・コース(MICHAEL KORS)は12日(現地時間)、中国人女優ヤン・ミー(Yang Mi)のアジアにおけるブランドアンバサダー就任会見を行った。ビジュアルの撮影は、ストリートスナップの第一人者、トミー・トン(Tommy Ton)が担当した。
ジョン・アイドル(John Idol)会長兼最高経営責任者は、「アジアは今、一番大事でエキサイティングな地域。ヤンとのパートナーシップを嬉しく思う」とコメントし、太いベルトでウエストマークしたレザーのワンピース姿のヤンを会見会場に招いた。
この日31歳の誕生日を迎えたヤンは、「時差ボケがツラいけれど、昨日はたくさんのシューティングに臨んだ。夜にパスタを食べながら、中国のラーメンを思い出したわ(笑)」などとコメント。その間、大半が中国系メディアの会場では、一眼レフやスマホのシャッター音が鳴り止まず、会見を動画配信するメディアやインフルエンサーも登場。デジタル戦略に長けたブランドと、デジタルメディアでのし上がろうとするアップカミングなメディアやインフルエンサーの“気合い”が感じられた。
ヤンが登場するイメージビジュアルは、もちろんアジア圏のメディアに登場するが、彼女を起用したプロモーションは、それだけに留まらない。マイケル・コースは9月、世界で免税店を手掛けるDFSグループとのコラボ・コレクションを発表。キャンペーンにヤンを起用した。すでに世界中を旅し、今後DFSでの買い物がますます増えるであろう中国人にアピールする。