ファッション

合同展「ソレイユトーキョー」がリニューアル JTBコミュニケーションデザインが主催

 ファッションの合同展示会「ソレイユトーキョー(SOLEIL TOKYO)」は、これまで運営してきたカシュ・カシュからJTBグループのJTBコミュニケーションデザイン(旧ICSコンベンションデザイン)に運営が移行した。新体制での初開催は3月27~29日を予定し、規模を拡大してリニューアル。出展者が立ち会わないスタイルと出展料は1ラック(7万5000円)、棚1段(5万5000円)の低価格をそのままに、会場を代官山ホワイトルームからエビス303(EBiS303)に変更する。出展者はデザイナーズブランドやクリエイターに加え、アパレルメーカーや商社、インポーター(海外ブランド)、ファクトリーブランドなども対象にする。出店ブランドの審査は行わず、ブランドは約200、来場者数は3000人を想定。セレクトショップや百貨店のバイヤー、専門店のオーナー、小売業者、EC企業、輸入卸・代理店関係者、プレス、スタイリストなどを招待する。

 3月の開催では、出展者の海外販路開拓の一助となるように「ソレイユトーキョーアワード」を実施する予定だ。期間中に来場したバイヤーやプレスが審査を行い、ブランドを選出。アワードの受賞ブランドは、2018年にパリで開催される展示会に無料で出展することができる。また、アワード受賞者以外も、「ソレイユトーキョー」としてパリで行われる合同展に有料で参加することが可能だ。

 「ソレイユトーキョー」は15年10月、繊研新聞社でファッションビジネスの合同展「IFF」や「プラグイン・プラグアウト(現プラグイン)」を立ち上げた久保雅裕カシュ・カシュ取締役らがスタート。従来の合同展とは異なり、“出展者と来場者が会場で会わない”というコンセプトが特徴だ。JTBコミュニケーションデザインへの運営移行後もカシュ・カシュが海外販路の拡大支援などで協力していく。

 JTBコミュニケーションデザインは現在、ニット製品の合同展「ジャパン・ベストニット・セレクション 2017」やナノテクノロジーに特化した「国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」、バイオビジネスの「バイオ ジャパン」など23本の合同展示会を運営している。00~16年には繊研新聞社と共同で「IFF」を開催し、ファッション展示会運営のノウハウを持つ。

■ソレイユトーキョー
日時:2018年3月27~29日
場所:EBiS303
住所:東京都渋谷区恵比寿1-20-8

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