スウェーデン発「ハッピーソックス(HAPPY SOCKS)」から、ウィメンズ向けのハイエンドブランド「ヒステリア(HYSTERIA)」が登場した。「ハッピーソックス」の原宿店内のポップアップショップ開設を機に来日したデザイナーのパウラ・マッソ(Paula Maso)にブランドのコンセプトやソックスについて聞いた。
WWDジャパン(以下、WWD):「ヒステリア」をスタートしたきっかけは?
パウラ・マッソ(以下、パウラ):「ハッピーソックス」はメンズの売り上げが高いので、女性向けの独立したブランドを作り、スポーティーなものからドレッシーなものまで提案しようという目的よ。約1年半前から、このプロジェクトをスタートしたわ。
WWD:「ヒステリア」と「ハッピーソックス」の違いは?
パウラ:「ハッピーソックス」はシーズンレスで、素材やクオリティーが決まっている。「ヒステリア」は、もっと季節を意識したファッション性の高いブランド。素材もナイロンやカシミヤなどさまざまな素材を使用する。でも、あくまで「ハッピーソックス」の持つ、ちょっぴり風変わりでハッピーな世界観は共通よ。
WWD:「ヒステリア」をどのような女性にはいてほしいか?
パウラ:世界中を旅する女性。ドレスアップすることもあれば、ドレスダウンもする、シーンによって違う装いをする、多様性を持った女性。
WWD:ソックスとファッションの関係については?
パウラ:ソックスは単なる日用品の一つとしかとらえられていなかった。それを変えたパイオニアが「ハッピーソックス」よ。ソックスは、ファッション同様、見せて楽しむもの。スウェーデンでは日本と同じく、室内で靴を脱ぐ習慣があるから、他の国よりずっと気を使うと思う。
WWD:独特な形をしたソックスだが、どのようにデザインする?
パウラ:確かにデザインするのは難しいわ。機械によるけど、通常使用できるカラーは7~11色。伸縮性とかいろいろな要素があるし、隠されたディテールの表現をどうするかなど、いろいろ考えなければならない。
WWD:「ヒステリア」をすてきにはきこなすアドバイスは?
パウラ:ファッション好きの女性に向けて作っているから、それぞれの感性に合わせて自由にはきこなしてほしい。ソックスでも自己表現できると思うわ。長持ちする心地よい素材を使っているから、ちょっとラグジュアリーな気分になれると思うわ。