大阪にセレクトショップ、イマジン(IMA:ZINE)が9月16日オープンする。手掛けるのは、主に3人。関西ローカルのメンズファッション誌「カジカジ」の編集長を12年間にわたって担当した岩井祐二・社長、ビームスでバイヤーを務めロサンゼルスとニューヨークに独自のコネクションを持つ谷篤人バイヤー兼ディレクター、関西を代表するセレクトショップ、ロフトマンで店長兼プレスとして活躍した稲葉冬樹ショップマネジャーだ。
イマジンのコンセプトは“雑誌のような洋服屋”。築50年のビルの1階をショップ、2階をワークショップや写真展を行うフリースペースとする。売り場面積は83平方メートル。2階は編集事務所としても機能し、ZINEの発行や外部の制作物の発注を受ける。1年後をめどに、ショップと同名の雑誌「イマジン」を発行予定だ。
同店が出店するのは大阪市北区の中津で、梅田駅からは1駅。岩井社長は「中津は梅田界隈で唯一、ファッション的に開発されていないエリア。ただし、ここ3、4年で高感度の飲食店が増えており、“ムーブメントの種”のようなものを感じる。イマジンの近くには淀川が流れており、川面を渡る風も気持ちいい」と出店の決め手を語った。
ロサンゼルスから「バビロン(BABYLON)」や「クレッシオーニ(CRESCIONI)」、ニューヨークからは「チャイナタウンマーケット(CHINATOWN MARKET)」や「S.K. マナーヒル(S.K.MANOR HILL)」、国内からも「ササフラス(SASSAFRAS)」や「フーワット(WHOWHAT)」などをセレクトする。谷バイヤー兼ディレクターは「『何でもアリ』に見えるかもしれないが、オリジンを感じるものだけを買い付けている。“心地よい違和感”と“新しい選択肢”を提案していきたい」という。
また谷バイヤー兼ディレクターと稲葉ショップマネジャー、さらに大阪出身のグラフィックアーティストVERDYの3人で立ち上げる新ブランド「ゼパニーズクラブ(ZEPANESE CLUB)」も店頭に並べる。
■イマジン
住所:大阪府大阪市北区中津3-30-4
時間:12:00~21:00
定休日:無休