「ユニクロ(UNIQLO)」と「J.W.アンダーソン(J.W.ANDERSON)」とのコラボコレクションが9月22日に日本で発売される前夜の21日、「ユニクロ」銀座グローバル旗艦店でプレショッピングパーティーが開かれた。スタイリストやエディター、モデルの栗原類、最年少インフルエンサーと言われるYOSHI、「シマ(SHIMA)」の奈良裕也アートディレクター兼クリエイティブスタイリストらが来場し、次々と商品を試着・購入していた。
特に人気だったアイテムは、19日に世界先行販売されたロンドンでも一番人気だったという、リバーシブルのトレンチコートだ。タータンチェック柄のトートバッグとライトダウンジャケット、ウィメンズのラッフルシャツ&スカート、セーラー風のメンズのデニムワークパンツ、魚柄のラムジャカードクルーセーターなども人気だった。榊原達弥「サファリ」編集長らが微妙にデザインやテキスタイルが異なるメンズ、ウィメンズのトレンチコートを吟味したり、栗原類が重ね着用にウィメンズのラッフルスカートを購入するなど、ユニセックスで使えるものも多く、異性向けと思われる商材も全てチェックするのが今回のコラボの賢い買い方と言えそうだ。ちなみに、軍地彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクターは、「来週の『グッディ』はこれで出ます!」とラッフルシャツを購入していた。
パーティーに先駆けて行われた記者会見で、松沼礼グローバルマーケティング部部長PR担当兼UTコラボレーション事業推進部部長は、「英国の伝統的なファクターや定番のワードローブをベースに、『J.W.アンダーソン』ならではのデザインと、『ユニクロ』が培ってきた技術力を融合して商品を作り上げた。この品質の商品をこの価格で作れるのかと驚いてもらえた」と語る。シームレスや独特な中綿の収め方で膨張せずに美しいボックスシルエットに仕上げたキルティングのハンティングジャケットや、ロールアップしてはく少しゆったりめのチノパンツ、リバーシブルかつボタンの配置などで縦長の洗練されたスタイリッシュなシルエットに仕上げたトレンチコート、ロンドンの消防士のユニフォームからインスピレーションを得た、お尻が隠れるテール(裾)のデザインを採用したタータンチェックのダウンなどを象徴的なアイテムとしてプッシュした。ニットについても、「カラフルな配色に定評がある『J.W.アンダーソン』らしさと、エキストラファインメリノという、お互いの独自性や強味を掛け合わせたコレクションになっている」と自負する。
フルラインアップを展開するのは、銀座店をはじめとした旗艦店や大型店など63店舗とユニクロオンラインストアで、その他店舗では一部商品を扱う。